この度、元号が「平成」から「令和」へと改められたことに伴い、我々が普段目にできないものを、ニュース報道を通じて拝見(実際には、入れ物)できることができた。

 

いわゆる「三種の神器」(八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣)である。

 

わが故郷、宮崎高千穂の峰(天孫降臨の地)にも縁があるものであり、この逸話だけでも大いに興味をそそられるところであるが、従来、「金銭的価値のあるもの」については、相続税法第12条に規定されている「非課税財産」以外、課税の対象とされるところである。

 

相続税法第12条「非課税財産」とは~抜粋~

「皇室経済法第7条(皇位に伴う由緒ある物)の規定により皇位とともに皇嗣がうけた物」

 

ここで、注目すべきは、皇位に伴う由緒ある物を「相続」で受けた場合は、非課税にするのであって、今回の皇位継承は、生前退位であるから、「贈与」の対象となることである。

これには、有識者もあわてたことだろう(いや、既に織り込み済みだったかもしれないが)。

結果、皇室典範特例法により、無事「贈与の場合も非課税」とすることができた。

 

税務大学校勤務時代、「相続税:非課税財産」の講義で、「皇室経済法第7条(皇位に伴う由緒ある物)」のくだりを解説するたび「例えば三種の神器などが該当します」といったものの、研修生の反応が一様に「???」であった(私も実感がないため伝わるべくもなく)。

この度の報道で、当時のことが思い出され、非常に感慨深いものに感じた。

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