税務署にとって7月は会社でいう事業年度の始まりです。
税務署は7月~6月を1つの期間としてとらえています。
そのため、7月10日に定期人事異動が行われます。
ちなみ公務員の定期人事異動は4月が最も多いですが、私が以前在籍していた会計検査院については、12月に定期人事異動が行われ、役所によって特徴があります。
【ロケットスタート】
最近、7月10日の人事異動後すぐに税務調査の連絡がきたとの話をよく耳にします。
税務署も現在は異動後すぐにロケットスタートを切っています。
一昔前は、7月10日の異動後から調査先を選定し、調査連絡をして調査をスタートしていました。
当然お盆休みもしっかりとるため、調査スタートは8月中旬になることが多かったです。
しかし、最近では人事異動前の6月中から7月以降の調査先を選定し、異動後すぐに各調査担当者に調査先を指示しています。そのため、7月中の調査というロケットスタートが可能となります。
【7月~12月の成績が全て】
税務調査の時期に良い時期と悪い時期はあるのか?と聞かれることがよくあります。
良い悪いは別にして時期によって調査官の力の入れ具合は異なります。
調査の成績は上期である7月~12月を中心に判断するため、7月又は8月着手の調査は大きな不正が見込めそうな事案を優先する傾向にあります。
したがって、現在税務調査の連絡がきている会社は要注意といっても過言ではありません。
【準備が大切】
税務調査の連絡がきてから慌てても遅いです。事前の準備がしっかりできていれば問題はありません。
弊社には様々な部署での調査経験が豊富なメンバーが揃っており、調査対応も強みの一つです。
ご契約いただいた場合には、本物の税務調査よりも詳細に御社の申告内容を調査・分析しますので準備万端で調査については心配する必要はありません。
【調査のストレス解放後は…】
調査に対するストレスが無くなったところで弊社では事業承継をはじめとした中長期的な対策を一緒に考えていくサービスを行っていきますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。