パブリックコメント制度をご存知でしょうか?

 

パブリックコメント制度とは、国の行政機関が政令等を決めようとする際に、事前に案を公表して広く国民から意見等を募集する制度です。
国民は期限までにメール等で意見を国に出すことができます。

 

現在、税務業界だけでなく保険業界において大注目のパブリックコメントがあります。
2019年4月11日に公示された「定期保険及び第三分野保険に係る保険料の取扱い」に関する法人税基本通達の制定についてです。

いわゆる法人保険(節税保険)の取扱いを新しく決定するものです。
意見募集は5月10日に締め切られ、6月24日現在まだ結果は公示されていません。

 

2019年に突如問題視されてからパブリックコメントまでの流れは非常に速かったと思います。
法律改正ではなく、通達改正だけの対応であるため、実現できたのではないでしょうか。もちろん世間の注目も大きいのもあると思いますが…

 

損金算入割合が減少することは間違いありませんが、あと数日で公示について注目したいと思います。

 

今回の流れを見て改めて感じることは、税制は必ず改正されるため、他の対策についても常に動向を注視しなければならないということです。

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